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１．実績最優先
たとえ牝馬クラシックを制しても、相当に強い馬でないと、牡馬混合のＧⅠで善戦するのは難しい。牡馬相手に芝の中距離の重賞を勝ったり、混合ＧⅠで入着している牝馬（ほとんどいないのだが）は他の牝馬に比べてかなり力の差があるので、そういう馬は最優先の連対候補である。また、混合でなくとも、今までの連対馬はほぼ全馬が重賞勝ち馬で、実績最優先。条件戦からの上がり馬などはほとんど信頼できないだろう。
★連対馬とＧⅠ成績
Ｈ19年 １着 ﾀﾞｲﾜｽｶｰﾚｯﾄ（桜花賞、秋華賞）
２着 ﾌｻｲﾁﾊﾟﾝﾄﾞﾗ（エリ女、札幌記念）
Ｈ18年 １着 ﾌｻｲﾁﾊﾟﾝﾄﾞﾗ（オークス２着）
２着 ｽｲｰﾌﾟﾄｳｼｮｳ（ＧⅠ３勝）
Ｈ17年 １着 ｽｲｰﾌﾟﾄｳｼｮｳ（宝塚記念１着）
２着 ｵｰｽﾐﾊﾙｶ（エリ女２着）
Ｈ16年 １着 ｱﾄﾞﾏｲﾔｸﾞﾙｰｳﾞ（エリ女１着）
２着 ｵｰｽﾐﾊﾙｶ（なし）
Ｈ15年 １着 ｱﾄﾞﾏｲﾔｸﾞﾙｰｳﾞ（秋華賞２着）
２着 ｽﾃｲﾙｲﾝﾗｳﾞ（牝馬三冠）
Ｈ14年 １着 ﾌｧｲﾝﾓｰｼｮﾝ（秋華賞１着）
２着 ﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞﾋﾞｺｰ（牝馬重賞総なめ）
Ｈ13年 １着 ﾄｳｻﾞｳﾞｨｸﾄﾘｰ（オークス２着）
２着 ローズバド（オークス２着）
Ｈ12年 １着 ﾌｧﾚﾉﾌﾟｼｽ（桜花賞、秋華賞）
２着 ﾌｻｲﾁｴｱﾃﾞｰﾙ（桜花賞２着、エリ女２着）
Ｈ11年 １着 ﾒｼﾞﾛﾄﾞｰﾍﾞﾙ（オークス、秋華賞、エリ女、阪神３歳牝馬Ｓ）
２着 ﾌｻｲﾁｴｱﾃﾞｰﾙ（桜花賞２着）
Ｈ10年 １着 ﾒｼﾞﾛﾄﾞｰﾍﾞﾙ（オークス、秋華賞、阪神３歳牝馬Ｓ）
２着 ﾗﾝﾌｫｻﾞﾄﾞﾘｰﾑ なし
Ｈ9年 １着 ｴﾘﾓｼｯｸ（秋華賞２着）
２着 ﾀﾞﾝｽﾊﾟｰﾄﾅｰ（オークス、エリ女、桜花賞２着）
Ｈ8年 １着 ﾀﾞﾝｽﾊﾟｰﾄﾅｰ（オークス、桜花賞２着）
２着 ﾌｪｱﾀﾞﾝｽ なし
ほとんどがＧⅠで連対してきた馬ばかりだ。特に勝ち馬は全馬がＧⅠ連対をしている。４頭を除けばすべてＧⅠ馬。これは馬単対策になる。Ｈ１３年以外、ＧⅠ馬が必ず連対していることもかなり有効な法則だ。
★実績最優先
これが第一の法則だ。従って、馬連で大荒れが期待できるレースではない。
２．人気馬優先
１の法則で実績が最優先、馬連で大荒れが期待できるレースではないと述べた。下の表を見て頂けば、更にそのことが実証される。馬連で稼げるレースではなく、文句なくＧⅠで最も堅いレースだろう。穴党の方は諦めて、３着の絡む馬券を買われた方がよさそうだ。逆に、本命党の方は大変当てやすいレースなのだが、当たり損にご注意を。
★１、２番人気での連対馬
Ｈ19年 １着 ﾀﾞｲﾜｽｶｰﾚｯﾄ １番人気
Ｈ18年 ２着 ｽｲｰﾌﾟﾄｳｼｮｳ ２番人気
Ｈ17年 １着 ｽｲｰﾌﾟﾄｳｼｮｳ ２番人気
Ｈ16年 １着 ｱﾄﾞﾏｲﾔｸﾞﾙｰｳﾞ ２番人気
Ｈ15年 １着 ｱﾄﾞﾏｲﾔｸﾞﾙｰｳﾞ ２番人気
２着 ｽﾃｲﾙｲﾝﾗｳﾞ １番人気
Ｈ14年 １着 ﾌｧｲﾝﾓｰｼｮﾝ １番人気
２着 ﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞﾋﾞｺｰ ２番人気
Ｈ13年 ２着 ﾛｰｽﾞﾊﾞﾄﾞ ２番人気
Ｈ12年 ２着 ﾌｻｲﾁｴｱﾃﾞｰﾙ １番人気
Ｈ11年 １着 ﾒｼﾞﾛﾄﾞｰﾍﾞﾙ ２番人気
Ｈ10年 １着 ﾒｼﾞﾛﾄﾞｰﾍﾞﾙ ２番人気
Ｈ9年 ２着 ﾀﾞﾝｽﾊﾟｰﾄﾅｰ １番人気
Ｈ8年 １着 ﾀﾞﾝｽﾊﾟｰﾄﾅｰ １番人気
何と、３歳以上混合のレースになってから、１度の例外もなく、１，２番人気のいずれかが必ず連対しているのだ。特に２番人気の連対が多い。１２年で８回であるから、連対率６７％とは驚異的という他ない。１番人気、２番人気の馬は外してはいけないのだ。
３．２年連続連対の法則
平成８年からの連対馬をもう一度みてみよう。
Ｈ19年
１着 ﾀﾞｲﾜｽｶｰﾚｯﾄ
２着 ﾌｻｲﾁﾊﾟﾝﾄﾞﾗ
Ｈ18年
１着 ﾌｻｲﾁﾊﾟﾝﾄﾞﾗ
２着 ｽｲｰﾌﾟﾄｳｼｮｳ
Ｈ17年
１着 ｽｲｰﾌﾟﾄｳｼｮｳ
２着 ｵｰｽﾐﾊﾙｶ
Ｈ16年
１着 ｱﾄﾞﾏｲﾔｸﾞﾙｰｳﾞ
２着 ｵｰｽﾐﾊﾙｶ
Ｈ15年
１着 ｱﾄﾞﾏｲﾔｸﾞﾙｰｳﾞ
２着 ｽﾃｲﾙｲﾝﾗｳﾞ
Ｈ14年
１着 ﾌｧｲﾝﾓｰｼｮﾝ
２着 ﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞﾋﾞｺｰ
Ｈ13年
１着 ﾄｳｻﾞｳﾞｨｸﾄﾘｰ
２着 ﾛｰｽﾞﾊﾞﾄﾞ
Ｈ12年
１着 ﾌｧﾚﾉﾌﾟｼｽ
２着 ﾌｻｲﾁｴｱﾃﾞｰﾙ
Ｈ11年
１着 ﾒｼﾞﾛﾄﾞｰﾍﾞﾙ
２着 ﾌｻｲﾁｴｱﾃﾞｰﾙ
Ｈ10年
１着 ﾒｼﾞﾛﾄﾞｰﾍﾞﾙ
２着 ﾗﾝﾌｫｻﾞﾄﾞﾘｰﾑ
Ｈ9年
１着 ｴﾘﾓｼｯｸ
２着 ﾀﾞﾝｽﾊﾟｰﾄﾅｰ
Ｈ8年
１着 ﾀﾞﾝｽﾊﾟｰﾄﾅｰ
２着 ﾌｪｱﾀﾞﾝｽ
新体系から１０年が経過したが、初年度のダンスパートナー以来、なんと７頭が２年連続で連対している。これは数あるＧⅠの中でも珍しい。前年連対した馬が２年続けて出走してきたらチャンスなのだ。
更に言えば、勝ち馬は１着→２着となっているパターンも多く、思い切って馬単で勝負も可能だ。
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